重力に引っ張られておなかが重いことと、かぐや姫の物語

非常に不調だ。

からだはかゆく、昨夜は、三時半になっても寝付けず、足の小指の爪を全部はいでしまって、両方から血が出てもやめられなかった。親指も犠牲になった。

 

 

デパートで、快適そうなナイトウェアを買った。すべすべで、肌に当たらなくて、涼しい。

こういうものが、もっとほしい。

 

人間は、二息歩行だから子宮が重力で下に引っ張られる。

内臓もへんな位置になる。

そして、暑い。

間接に熱が溜まって、あせもになる。

おなかも背中も、あせもでいっぱいだ。

 

特に、足の裏と手のひらが熱い。足の裏に保冷剤をまいて冷やすものを見つけたから、今使ってみている。

寝る前には、ヨガをしたり、お灸をしたりして、熱を逃がそうとするけど、体に熱がこもってたまらない。

トイレも近い。

 

心の中がざわざわする。

 

 

ネット通販で買い物をして、すっきりしたい。

パートナーの財布からお金を盗んだり、定期を解約したりする映像が頭の中にいよいよ浮かんできて、わたしは、それと戦うのに必死だ。

そちらの現実のほうが、強い。

こちらの現実は、体調の悪さ、不愉快さと抗うだけで手いっぱいなのだが、妄想の中の、強い声は、もっと快適で、自由で、楽しいことを誘ってくる。

 

今月のお小遣いは、一日で使い果たしてしまった。その日も、精神状態が悪くて、使わないでは一日生き延びられそうもなかった。

だから、後悔はないのだけど、今日みたいな日が月に一回とは限らないので、つらい。

買い物をしないと、自傷に走ってしまいそうになる。

買い物も、自分で現実をコントロールする感覚を得ること、自分にとって不利益なことをすることで、自分を罰すること、刺激であることが目的になっている部分もあり、それは、自傷をする動機と重なる部分がある。

 

 

ホルモンバランスが、臨月前と変わったみたいだ。

32週、33週までは、昼も夜も眠く、眠れないなんてことはなかった。

今は、臨戦態勢で、ぴりぴりして、緊張していて、緩まない。

体も心もがちがちになっている。

 

 

かぐや姫の物語を見た。

二回目に見て、親の視点で見てしまったから、号泣してしまった。

父親が、自分の思う幸せで、かぐやを殺すシーン、彼が浮かれている間に、かぐや姫がどんどん死んでいくシーン、一見理解者の母が、無力で、娘よりも夫を優先するしかなかったシーンで、つらかった。

かぐや姫の罪は、生きたいと思ったこと。

生きて生きて、生きる手ごたえを知ること。

それは、失敗を先回りして除いてもらうとか、人に幸せを決めてもらうとか、もののように扱われることとは違う。

悲しみがない月の人たちは、楽しい音楽を奏でる。

かぐや姫は、レイプされたときに死んだのに、帝は、彼女を美しいと言い、殺した相手に幸せになる、と言い続けた。

あの時以降、かぐや姫は、自分の足で、一歩も歩かない。

言語化すると、映画のすばらしさが消えてしまう気がする。

映像、動き、音楽すべてで、わたしの無意識も意識も薙ぎ払い、遠くにやり、殺して、生かした映画だった。